お金と仕事
羽田空港内に日本橋まで建設。国際線ターミナルの飽くなき日本推し
羽田空港の国際線旅客ターミナルが28日、さらに広くなりました。江戸時代の日本橋の実物を2分の1スケールで再現し、出発ロビー上の4階に架けちゃいました。総ヒノキ造りで、木のいい香りがしました。
お金と仕事
羽田空港の国際線旅客ターミナルが28日、さらに広くなりました。江戸時代の日本橋の実物を2分の1スケールで再現し、出発ロビー上の4階に架けちゃいました。総ヒノキ造りで、木のいい香りがしました。
羽田空港の国際線旅客ターミナルが28日、さらに広くなりました。もともと江戸の街並みをイメージした商業施設「江戸小路」で、日本文化を推しまくっていた羽田空港の国際線ターミナル。今度は江戸時代の日本橋の実物を2分の1スケールで再現し、出発ロビー上の4階に架けちゃいました。総ヒノキ造りで、木のいい香りがしました。
今春の増便で約40%利用客が増え、1日4万人弱が利用する国際線ターミナル。人出の増加を受けて約650億円かけて1万5千平方メートルほど増床し、「いなり寿司」「あんぱん」「おにぎりとおみそ汁」など、手軽に食べられるお店を増やしました。
「日本橋」は海外への出発地である空港に、全国の街道の起点である日本橋(東京都中央区)を引っかけて造ったそうです。今や羽田空港の国際線は1日160便。世界25都市と直接つながっています。
はねだ日本橋の他には、飛行機の操縦体験ができるフライトシミュレーターを設置、音楽ライブや記者会見などで使うイベント会場も新たに造りました。
28日はお披露目があり、地元の小学生や空港関係者約200人を前にAKB48がこけら落とし公演をしました。新施設について柏木由紀さんは「タイムスリップしたみたいでワクワクしました」とコメント。フライトシミュレーターを体験した渡辺麻友さんは「臨場感がたまらない。将来パイロットになりたい子たちに乗ってほしい」と興奮気味でした。
プライベートではどういう風に空港を利用したい? との質問には「今日来ることができなかったメンバーを案内したい」とさらっとかわしていました。
ターミナルでは31日まで拡張記念イベントとして「はねだ江戸まつり」を開催中です。射的や輪投げ、わたあめなどの縁日の出店が並び、南京玉すだれや三味線などの江戸舞台が楽しめます。フロアには町娘やお奉行さん、忍者や飛脚などのコスプレをした約30人がいて、雰囲気を盛り上げます。
なぜここまで日本文化を推すのでしょうか。ターミナル株式会社の林秀樹・営業部長によると、やはり2020年の東京五輪が念頭にあるそうです。もちろん海外からの観光客の増加を見込んでいます。林さんは「海外の観光客には帰路につく前もう一度、羽田で日本文化を感じてほしい。また、海外に出発する日本人には羽田から日本文化をお土産というかたちで持って行ってほしい」と強調しました。