お金と仕事
【動画】結局、電動歯ブラシは手磨きよりいいの?
知らぬ間に進化していた、電動歯ブラシたち。
歯垢の最大除去率99.7%をうたうブラウンの最新型電動歯ブラシ「プラチナ・ブラック7000」。
1分間に最大4万8千回転という性能ですが、どれだけすごいか証明するため、ブラウンはF1カーと競争する動画を作っています。
といっても、電動歯ブラシがレース場を走るわけではありません。一定の回転数に達するまでの加速度で勝負しています。
結果は動画の通り。要はすぐに高い回転数に達するため、スイッチぽんですぐ磨けます、ってことですね。
すごいってことを言いたいために、これだけの動画つくるのがすごい・・・。
値段はオープン価格ですが、実勢価格は26000円ほど。
一方、パナソニックは自社製品「ドルツ」を使って、「とうもろこし実験」をしています。
手磨きと電動歯ブラシでは、どっちが汚れが取れるか?というなかなかシュール・・・だけどよく分かる動画です。
最近では、スマートフォンと無線通信する「インタラクティブ電動歯ブラシ」もあります。
磨く際の圧力やクセを分析し、アドバイスしてくれます。欧米では発売済みですが、日本での発売は未定だそうです。
ブラウンの小型家電ブランドを展開するP&G社によると、電動歯ブラシが商品化されたのは1960年代始めごろだそうです。当初は手が不自由で、一般的な歯ブラシを使いこなしにくい障害者向けに開発されました。
ブラウンは1963年に最初の「Mayadent」を発売しましたが、市場がニッチで普及には至りませんでした。
日本ではまだ大半の人が普通の歯ブラシだと思います。歯を磨き終わってしまえば、なんとなくそれで満足なわけで、どれくらい歯垢が残るとか歯周病がどうとか、普段はなかなか考えないわけです。
ところが、電動歯ブラシのメーカーの皆さんは、そうした「習慣」を変えようと、あの手この手で説得力のあるアピールを続けています。人間の毎日の行動を変えるのが一番たいへんなわけで、電動歯ブラシの歴史は習慣との戦いに見えます。