人気漫画「黒子のバスケ」をめぐる連続脅迫事件で、威力業務妨害の罪に問われた元派遣社員、渡辺博史被告(36)の判決が21日、東京地裁であった。前田巌裁判長は、渡辺被告に懲役4年6カ月(求刑・同)を言い
送検される渡辺博史容疑者=2013年12月17日、東京都千代田区、内田光撮影
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「出所したら自殺する」
被告「反省はしない。金銭では責任が取れない」「出所したら自殺します。こんなくそみたいな人生やってられない。とっとと死なせろっ」
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被告「黒子のバスケの作者は、自分にはない、何もかもを持っていた。自分は、子どものころからいじめられ、努力すらできなかった負け組。全てを持っている作者に、恨みをぶつけるしかないと思った」
弁護人「どこにコンプレックスを感じたのか」
被告「自分は目指すことも否定された上智大に通っていた」
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「私は同性愛者」
被告「きっかけは高3の春。所属していたバスケ部の後輩が、3人とも上智に行きたいと話していた。私は同性愛者。『ああ、上智に行けば、こんなにかわいい後輩たちと出会えるんだ』と思い、目指そうと思った」
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被告「私はバスケのユニホームに異常なフェティシズムを感じていた。中3のころから同人誌が好きになり、黒子のバスケはボーイズラブ系の同人誌の題材としてもよく使われていた。同人誌の世界で、二次創作の元になるのは神になること。その作者に、一時でも勝ちたかった」
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検察官「色々と思うようにならない人生を送っている人はいる。あなた以上につらい思いをしている人もいる。そういう人、すべてが罪を犯しているわけではない」
被告「最後は運だった。黒子のバスケの作者は、私のコンプレックスのつぼをすべて突いた、何もかもを持っているスーパーマン。一時的にでもいいから、勝ちたかった」
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最後に、「自分の思いをシャウトさせていただきます」といい、韓国人男性アイドルの名前を呼び、「サランヘヨー(韓国語で『愛している』)」と絶叫した。
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「黒子のバスケ」とは?
原作「黒子のバスケ」(原作者:藤巻忠俊)は、2008年より『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始され、現在も好評連載中。コミックス発行部数は1~25巻で累計2,500万部を突破。
2012年4月~9月でテレビアニメ第1期、2013年10月~2014年3月でテレビアニメ第2期が放送され、ファンディスクを含む第1期BD&DVDは累計30万本以上の大ヒットを記録。
<あらすじ>
帝光中学バスケ部で全中3連覇を果たした「キセキの世代」。
その幻の“6人目(シックスマン)”黒子テツヤと、アメリカ帰りの火神大我が誠凛高校バスケ部で出会い、仲間たちとぶつかりあいながらも、努力を重ねて栄冠を目指す物語。
出典:@press:バンダイ
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