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お土産屋でも販売…危険ドラッグ、欧州事情
最近、規制の変化が話題の危険ドラッグ。その問題を抱えているのは日本だけではありません。
最近、規制の変化が話題の危険ドラッグ。その問題を抱えているのは日本だけではありません。
イギリスではガソリンスタンドやキオスクなどでも気軽に購入できてしまうことが問題視されています。
一見、観光客向けのごく普通の土産物店でも「リーガル・ハイ」と呼ばれるドラッグが売られています。
この緑のパッケージは「パーティーやクラブでちょっとハイになりたい初心者向き」だそう。
値段も日本よりも安く、約2600円。他にも黒のパッケージのものもあり、「玄人向け」「箱買いする客が多い」「中毒性がある」といいます。
イギリスでは2008年ごろから危険ドラッグが広がり、その多くは中国やインド産でした。乱用が絡んだ死者は09年に10人だったのが12年には68人に上りました。
オランダでは、中毒性が低いとしてマリファナが合法化されています。しかし、危険ドラッグを使用した観光客が自殺を図るケースが相次いで発生。インターネットで注文を受け付け、他国に発送するケースも増えています。
ドイツでも「スパイス」などと呼ばれる危険ドラッグがお香やアロマなどの名目で大量に出回り始めました。
どの国でも規制に乗り出していますが、ドイツ健康省の担当者は「規制が追いついていない」。
次々と出てくる薬物に対処しきれていないのが実態のようです。