お金と仕事
【動画】すき家バイト店員の不満が異常なレベル 再生の契機になるか
過酷な労働環境が話題になったすき家。実際に店舗で働くアルバイト店員は、自分たちの労働環境をどう見ていたのか、公開資料を元に動画をつくりました。
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過酷な労働環境が話題になったすき家。実際に店舗で働くアルバイト店員は、自分たちの労働環境をどう見ていたのか、公開資料を元に動画をつくりました。
過酷な労働環境が話題になったすき家。実際に店舗で働くアルバイト店員は、自分たちの労働環境をどう見ていたのでしょうか?
公開された資料から、ポイントを動画にしてみました。
・・・ということで、非常によろしくない状況です。バイトの8割超が「現場のオペレーションが回ってない」と訴える飲食チェーンは尋常ではありません。
この資料をまとめた弁護士らが「生命・身体・精神の安全を確保するため、過重労働を解消すべき」と緊急勧告を出したのも、うなずけます。
これに対し、すき家を経営するゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長は立て続けに2度の記者会見を開き、改善策を打ち出しました。
深夜の1人勤務を9月末までになくしたり、分社化で労働環境にもっと目配りできるようにするのが柱です。
すき家は全国約2千店で、年間約3億杯の牛丼を提供しています。社員は600人弱、アルバイトは3万3千人に上ります。
小川社長は会見で、自ら創業したすき家のことを「もはや日本の社会的インフラだ」と表現しました。
デフレ時代に、並盛り1杯250円(税抜き。27日から270円に値上げ)で提供してきた企業努力は、すさまじいものがあります。
今回の問題発覚後でも、すき家の既存店の1週間の売り上げは前年同期比で5%増。アルバイトの応募数も横ばいです。飲食店としても働く場としても、すき家を必要とする人々は数多くいます。
ここまで悲痛なバイトの声が記録・公開された上場企業は近年、例がありません。その意味では外食産業の「歴史的資料」になったとも言えます。
これを機に、ぜひ3万3千人のアルバイトたちが「社会インフラ」で気持ちよく働ける企業モデルを作って頂きたいと思います。
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