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食べテツ、老いテツ? 18きっぷで旅しよう

 高速道路の割引縮小や相次いだ高速バス事故の影響で、「青春18きっぷ」がじわじわ盛り返してきている模様。旅のコツをまとめてみました。

JR最南端の駅「西大山駅」(鹿児島)
JR最南端の駅「西大山駅」(鹿児島) 出典: 朝日新聞

目次

 高速道路の割引縮小や相次いだ高速バス事故の影響で、「青春18きっぷ」がじわじわ盛り返してきているようです。旅のコツをまとめてみました。

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 販売枚数 じわじわ再上昇

「青春18きっぷの旅って?」
「青春18きっぷの旅って?」 出典: 朝日新聞 「知っとーと? 青春18きっぷの旅って?」

 まずはおさらい。 
■青春18きっぷ■ 年齢不問でだれでも使えるが、乗れるのはJRの普通・快速列車のみ(一部の特例を除く)。列車1枚のきっぷで5回分利用可能。1人で5回でも5人1回ずつでも使える。1回あたりの有効期間は乗車当日限り。
夏季の発売期間  7月1日~8月31日
夏季の利用期間  7月20日~9月10日
値段 1万1850円(大人・こども同額)
 販売枚数は2009年度の74万枚から10年度62万枚に。11年度から再上昇し昨年度は67万枚(JR九州まとめによる)

売るは早く 買うは遅く

 格安チケットショップでも売買されています。利用期間限定のきっぷなので、「売るときは早く、買うときは遅く」がお得。(「青春18きっぷ研究所」を運営するタビリスの鎌倉淳代表)

 ■鎌倉さんからの初心者向けアドバイス■
 4時間ほどなら疲れない(5~6時間で飽き、7~8時間になると苦行)
 日の当たらない席に座る(疲れにくいし、ブラインドを開けられる)
 ギリギリの乗り継ぎは避ける(遅くとも発車10分前にはホームに)
 食事する駅を決めておく(車内での食事が地元利用客の迷惑になることも)
 18きっぷだけにこだわらない(格安航空や三セク利用も柔軟に)

夏版の時刻表にも「青春18きっぷ」の文字が
夏版の時刻表にも「青春18きっぷ」の文字が 出典: 朝日新聞

 「ちいさくても目標あれば充実」

 めんさん(27・埼玉県)のサイト「青春18きっぷの旅行」。20歳の時に初めて使い戸惑った経験もあったことから、「ほかの人の役に立てれば」と情報発信中。実際の旅程や写真が盛り込まれた旅行記がとても充実。

出典: めんさんのサイト「青春18きっぷの旅行」

 ■めんさんからのアドバイス■
 夏場は車内が暑くなるので飲み水確保を。
 小さくても目標を立てたほうが印象強い旅になる。
 便数が少ない日本海側の旅は、余裕をもって。

迷ったら食う!

 食べテツ評論家の荷宮和子さんによると、駅の改札内外の店では地元の特産を採り入れた強引なメニューと出会うことも。「千葉ではメロンカレーにでくわしたことも。次は消えているメニューもあるので、迷ったら食う、が座右の銘」

博多駅のかしわうどん
博多駅のかしわうどん 出典: 荷宮和子さん提供

 九州でメジャーな「かしわうどん」も駅ごとに味が違うそうです。

小倉駅のかしわうどん
小倉駅のかしわうどん 出典: 荷宮和子さん提供

 ■荷宮さんからのアドバイス■
保冷バックは必需品。飲み物を入れるだけでなく、買い込んだ地元の味を宿まで運び酒のサカナに。
駅のコンビニでは地元の名店のかまぼこやハムなどが手軽に買えたり、駅弁と同じ味の地元客向け弁当が格安で買えることもあり。
観光案内所は要チェック。ご当地ゆるキャラグッズがもらえることも。

保冷バックあれこれ
保冷バックあれこれ 出典: 荷宮和子さん提供

ずっと青春 老いテツは語る

開聞岳を望むJR最南端の駅「西大山駅」(鹿児島県)
開聞岳を望むJR最南端の駅「西大山駅」(鹿児島県) 出典: 朝日新聞

 「老いテツ」を自称する福岡県の中村直悦造さん(70)。もう半世紀前になる学生時代、関西から鉄道で北海道一周をしたことも。「急行日本海で青森まで。米原から先はディーゼルになり、最後はSLになった。そこから青函連絡船で…」
 定年を機に、各地の友人やかつての同僚に会いに行く旅などに18きっぷを活用。

 ■老いテツ・中村さんからのアドバイス■
 青春18きっぷの旅に年齢は関係ない
 グルメや美術館巡りなど趣味と組み合わせれば楽しいよ

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