IT・科学
#DJ紹介 W杯、フェイスブックのデータでここまでわかる
#DJ紹介 では世界のデータジャーナリズム(DJ)の事例を紹介します。今回はフェイスブックのデータから。W杯に関するデータ。トーナメントが進むにすれ、負けたチームのサポーターはどのチームを応援するようになっていたか。
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#DJ紹介 では世界のデータジャーナリズム(DJ)の事例を紹介します。今回はフェイスブックのデータから。W杯に関するデータ。トーナメントが進むにすれ、負けたチームのサポーターはどのチームを応援するようになっていたか。
グループステージから決勝トーナメント1回戦~決勝と、負けた国のサポーターは自国の代わりにどこを応援したんでしょう。
フェイスブックのデータサイエンスチームによる、このビジュアライズを見ると一目瞭然です。
このチームによると、決勝トーナメントで負けた国のサポーターは、自国を破ったチームの対戦相手を応援する傾向があるそうです。日本的な感覚と逆な気もしますが。ちなみにグループリーグで敗れた日本のサポーターは45%がブラジル、11%ずつが米国とメキシコを応援したそうです。
メキシコは応援の50%が米国から来ていることもわかります。これは米国のヒスパニック系住民の多さの証明です。
フェイスブックによると、今回のW杯に関する書き込みは、3億5千万人から計30億回に及んだそうです。決勝だけで8800万人から2億8千万回。フェイスブック史上最も話題になったスポーツイベントとなりました。
最も話題になった投稿はネイマールがチームメイトと撮った写真。250万回言及されました。
朝日新聞ではツイッターをもとにしたデータ分析や視角化に取り組みました。
スポーツ、政治、経済、様々な分野でSNSはデータジャーナリズムに不可欠のツールとなっています。
「 #DJ紹介 」では今後も国内外のデータジャーナリズム事例を取り上げていきたいと思います。