IT・科学
内閣府防災ツイッターも乗っ取られた恐怖の「アプリ連携」
ツイッターのアカウントを乗っ取られる「アプリ連携」に注意しよう。いろいろなサービスが使える便利な機能だが、悪用されるととってもこわい。
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ツイッターのアカウントを乗っ取られる「アプリ連携」に注意しよう。いろいろなサービスが使える便利な機能だが、悪用されるととってもこわい。
内閣府が「連携アプリの悪用」に引っかかった。
【お詫び】先ほど内閣府防災とは関係のない内容のツイートが当アカウントから流れてしまいました。大変申し訳ありませんでした。(内閣府防災TW担当)
— 内閣府防災 (@CAO_BOUSAI) 2014, 7月 5
内閣府防災担当によれば「当日、岩手で地震があり、ツイッター上で『事件』『事故』を検索していたところ、問題のツイートが表示された。投稿内のURLをクリックしたところ、『連携アプリを認証』という画面が表示され、深く考えず認証してしまった」とのこと。
(1)「有名人の○秘写真」とか「あの事件の真相」など、気になる前フリの後にURLが載ったツイートが表れる。または、フォローしている人からダイレクトメッセージが送られてくる。「あなたの悪口を書いているブログがある」などというものも。
(2)そのURLを思わずクリックすると、「連携アプリを認証」というボタンのあるページが開く。
(3)深く考えずにボタンを押す。
(4)(1)と同じツイートが自分のアカウントから投稿される。またはフォロワーにダイレクトメッセージが送られる。
(5)連携アプリは、公式サイトに代わって投稿や閲覧ができるなど便利な機能があるが、これが悪用される。場合によってはパスワードを見られてしまう。
ツイッターのアカウント乗っ取り方法はもう一つえぐいものがある。
(1)は同じように気になるツイートやダイレクトメッセージが表れる。
(2)クリックすると、ツイッターのログイン画面らしきものが表れる。場合によってはご丁寧に「接続がタイムアウトしたのでログインし直してください」などと書いてある。
(3)深く考えずにIDとパスワードを入力する。
(4)実はこのログイン画面がニセモノ。URLをよく見ると「tvvitter.com」とか「twittier.com」などとまぎらわしいものになっている(いずれも実際にあった例)。
(5)IDとパスワードを盗まれる。
(6)あとは盗んだ側がアカウントを乗っ取ってやりたい放題。
最近、フィッシングサイトの例は減っているが、逆にアプリ連携は増えている。以前は英語のツイートやメッセージが中心だったので見分けやすかったが、最近は日本語のものが急増中。
一刻も早く
(A)の場合は、アプリ連携を解除し、念のためパスワードも変更
(B)の場合は、パスワードを変更
する。
自分の投稿やダイレクトメッセージを見直し、覚えのないものがあったら削除するのも忘れずに。
大事なことなのでもう一度
ツイートやダイレクトメッセージのURLをクリックしてこの画面が出てきたら、とにかく注意しよう。