話題
ヤジの本場は今も昔も国会 閣僚も夢中になるその魔力
女性議員に対する性差別ヤジ問題が、国会にも飛び火しています。 いやそもそも、ヤジの本場は国会。国会でのヤジ、そして世間を賑わせた不規則発言を巡るアラカルト。
話題
女性議員に対する性差別ヤジ問題が、国会にも飛び火しています。 いやそもそも、ヤジの本場は国会。国会でのヤジ、そして世間を賑わせた不規則発言を巡るアラカルト。
女性議員に対する性差別ヤジ問題が、国会にも飛び火しています。
いやそもそも、ヤジの本場は国会ですから。
国会におけるヤジ、そして世間を賑わせた不規則発言を巡るアラカルト。
二十日夜開かれた森内閣不信任決議案を採決するための衆院本会議で、不信任案に対する反対討論をした保守党の松浪健四郎氏が、野党側からのヤジに怒り、演壇から野党席に水をかけるハプニングがあった。
不信任案の採決とあって、本会議場は午後九時の開会直後からヤジや怒号が飛び交っていたが、四人目に討論に立った松浪氏に対し、一段とヤジが激しくなった。松浪氏は、いきなり演壇のコップの水を野党席にまいた。
(2000年11月21日:「ヤジる野党に水をバシャッ 松浪代議士、退場 衆院本会議」朝日新聞紙面から)
党首討論の部屋には、民主党の山岡賢次国対委員長の指示で、同党の新人議員が数十人詰めかけた。党幹部から「ヤジは国会の華」と教えられている。討論前、議員らは「今日は切れのあるヤジを」「でも、今日は自粛令が出ているから」とささやき合った。
新人の教育係としてヤジも指導する小宮山泰子氏(埼玉7区)は政治資金問題ばかり聞く谷垣氏に「集中審議は何だったの」と絶叫。
(2010年2月18日:「ヤジ、結局は過熱 「自粛令」出ていたものの… 党首討論」朝日新聞紙面から)
「ハマコー」の愛称でお茶の間でも親しまれた、故・浜田幸一氏。暴言・失言には事欠きませんでした。
1987年11月、衆院予算委員会のさなか、委員長でありながら唐突に、共産党の宮本顕治議長を「殺人者」と呼び、引責辞任しています。
さすがは"政界の暴れん坊"。
「ぎまんに満ちた品位より、分かりやすくものを主張する人間の方が、国民に受け入れられる。私の学んだ事実を国民大衆にはっきりさせなければいけないと思った」とは、本人の抗弁
(2012年8月6日:「貧乏からの脱出、軸に 賭博疑惑・アクアライン…衆院7期 浜田幸一氏死去」朝日新聞紙面から)
野党の質問に「大臣をバカにするな」と怒鳴ったり、「(経営破綻〈はたん〉した日本航空を)危機のたびに救ってきたのは誰か」との質問に、問われていない人が「自民党」と叫んだりする場面もあった。
閣僚の「暴走」に業を煮やした自民党は、衆院議院運営委員会で理事が「閣僚の不規則発言が目に余る」と抗議。
(2010年1月29日:「閣僚にヤジ禁止令 自民から「品位欠く」と抗議受け」朝日新聞紙面から)
1920年の衆院本会議。高橋是清蔵相が国防の長期計画に安定財源が必要だとして「海軍においては8年」と説くと、「ダルマは9年」とヤジが飛びました。議場には笑いと拍手。高橋氏の愛称のダルマと、達磨(だるま)大師が9年間座禅した故事をかけたのです。
ユーモアを交えて発言者の痛いところを突き、本音を引き出す。そんなヤジが少なくなりました。
(2011年12月19日:「(教えて!政治の疑問)国会のヤジ、なぜあんなにうるさいの?」朝日新聞紙面から)