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胸はユラスナ危険! 40代で後悔しないため知っておくべきこと

 胸は1度崩れると運動などをしても、もう復活は難しいって知ってますか?日本女性の体を60年間研究し続けているワコールの方に体形維持の秘訣を聞きました。

目次

体形は1度崩れたら戻せない

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 体形は1度崩れると筋トレなどをしても、もう復活は難しいって知ってますか?日本女性の体を50年研究し続けているワコールの方に体形維持の秘訣を聞きました。

胸は3段階で変化する
胸は3段階で変化する 出典: ワコール提供

 ワコール人間科学研究所によれば、女性の体形は3段階を経て変化します。
 胸は、①上部のボリュームが落ち脇が「そげる」→②下部が「たわむ」→③「外に流れる」の順で、
 おしりは①下部が「たわむ」→②全体が四角い形になり頂点が「下がる」→③肉が「内に流れる」の順で進みます。
 何より恐ろしいことに、一度崩れた体形は運動や食事制限などでも戻らないそうです。(2010年4月16日朝日新聞朝刊より)

筋トレも根本的な解決にはならず

 でも女性誌などで「胸に効く運動」として、肩幅より手を開いて腕立て伏せ、とか紹介されている気がするんですが…。そう疑う記者に、ワコール広報・白鳥さんは「構造を見るとわかりますよ」と、一つの図を見せてくれました。 

胸の構造。乳腺と脂肪を「骨組み」であるクーパー靱帯が支えている
胸の構造。乳腺と脂肪を「骨組み」であるクーパー靱帯が支えている 出典: ワコール提供

 「胸自体には筋肉はありません。この細かく張り巡らされてる繊維質のクーパー靱帯(じんたい)が胸の形を支える『骨組み』の役割をします」。靱帯なので、筋肉のようにトレーニングはできず、胸を揺らすといった衝撃を受けると、伸びたり切れたりと劣化が進むというわけです。「トレーニングをして鍛えられるのは、胸の土台部分の大胸筋。ここを鍛えたとしても、多少位置を上げることにはなっても胸の形には効果はありません」

じゃあ、どうすればいいんですか!?

 つまり、崩れたことに気づいた時点では時既に遅し…。崩れる前に対策を打たないといけないということ。じゃあ、一体何をすればいいんでしょうか?

海岸を歩く女性
海岸を歩く女性 出典:ロイター

体形は24~26歳がピーク

 まず変化の時期を知りましょう。ワコール人間科学研究所の研究によれば、女性の体が大きく変わる3つの時期があるそうです。1回目は大人の体へと成長を遂げる16~18歳。成長がとまり、胸や太ももなど成人女性としての体の基盤が完成します。その後、ホルモン分泌のバランスなども安定化し、体が引き締まるのが、2回目の時期、24~26歳です。ここを頂点にして、体はだんだんと崩れていきます。

そして、これまで経験していない体形の変化を感じるのが、3回目の37~39歳。基礎代謝が低下し、女性ホルモンも減少することで、この時期以降、ウエストのくびれがなくなるなど太りやすい体質になるそうです。

出典:imasia

 では何をするか。ワコール人間科学研究所によれば、体形が20代から50代まで体形があまり大きく変わらなかった人は特徴として、
①体脂肪が少ない、②持久力、筋力があり、疲れにくい、③ぐっすり眠れている(上質な睡眠)、④ストレスをうまく消化している、⑤生活習慣病の該当者・予備軍が少ないなどの共通点があったそうです。これはもともとの体質的なものもありますから、無理な人もいますよね。ただ、体形を維持した人は心がけとして、
①普段から美しい歩き方・姿勢を意識する、日常から階段を使うなど運動を取り入れる、②暴飲暴食をしない、③体の変化に応じた下着を着ける、などの特徴もあったそうです。

胸は揺らさない!ゼッタイ!

胸は崩れる前に守れ!
胸は崩れる前に守れ! 出典:imasia

 さらに胸についていえば「揺らさないこと」が、骨組みであるクーパー靱帯を守るためにとても大切だそう。気にせずゆっさゆっさ揺らしてしまうと、靱帯が伸びたり、切れたりしてしまいます。
「だから走る時にも、走るためのブラジャーを付けることが必要です。美容のために走っていても、気づいたら胸が大変なことに!…ということもありえます」と白鳥さん。

…え?
普通のブラじゃいけないんですか?

「だめです。普通のブラは、通常の姿勢にしか対応していないので下から支えるだけ。走る時には上にもたわむような動きになるので、上からも動かないように包むようなスポーツブラがいいんですよ」。参考に見せていただいたワコールのスポーツブラは、内部がテーピングのような構造になっていました。なるほどー。

出典:imasia

 そして胸がたれないようにするには「太らないこと」も重要だそうです。妊娠・出産後に胸が垂れてしまうと、授乳の影響と考えがちですが、実際は胸が大きくなったことで、重さで垂れてしまったというのが大きいようです。
 つまり、妊娠時においても、太りやすくなる37~39歳以降も、太りすぎないことが重要です。妊娠中も水泳などで体を動かし、マタニティ用の下着をつけることで、胸の下垂はある程度防ぐことができるそうです。(ワコール SPIRAL AGEINGより)

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