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「星、みてる?」福岡で六本木で道頓堀で、撮られた夜空がきれい
福岡市中心部の福岡城、東京・六本木、大阪・道頓堀。街中の夜空を記者が撮影した写真には、たくさんの星が写ってました。見づらいけれど、あるんです。

福岡城址でアジサイとひこ星が競演
丑三つ時の六本木 さそり座舞う
(中略)若い男性が「何撮ってるんすか?」と不思議そうに聞いてきた。風俗店のスカウトだという。これまで撮った星の写真をタブレット端末で見せると、目を丸くして驚いた。「こんな空にも、星ってあるんすね」。そう言って、少年のような目で夜空を見上げた。
「星空スケッチ」は朝日新聞デジタルと朝日新聞福岡地域面にて連載中。
ちなみに東山正宜記者は、あのハヤブサ帰還の写真を撮った人物です。

「見えぬけれどもあるんだよ」
この話題となると、この人に触れざるを得ません。金子みすゞさん。

《星とたんぽぽ》
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのやうに、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
散つてすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまって、
春がくるまでかくれてる、
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
『金子みすゞ全集』(JULA出版局)
詩にちなみ天体望遠鏡を設置した地元旅館も
旅館「大谷山荘」のサイト。なかなか見事な天体望遠鏡のようです。
山口県 長門市 湯本温泉 大谷山荘の公式サイト。大谷山荘の魅のご案内。
夜でも星がみづらくなった、いまの街をみたら、みすゞさんはどんな詩を書くのかな。