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「三種の神器」、スペインにもあった

▼おうごんのかんむり   ??ゴールド
▼おうごんのかんむり   ??ゴールド

目次

荘厳な座布団?に乗っかった、少女漫画に出てきそうな王冠
荘厳な座布団?に乗っかった、少女漫画に出てきそうな王冠 出典:ロイター
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 戴冠(たいかん)――。スペインの新しい国王フェリペ6世が6月19日、即位した。
 この日朝の式典では、父親で前国王のフアン・カルロス1世から、赤い布製のベルトを腰に巻いてもらった。軍の最高司令官であることを示す、国王としての象徴だ。国会での宣誓にあたっては、王冠と王笏(おうしゃく、杖)が並べられた。
 実際に戴冠したり、手に持ったりはせず、王位の即位、継承を印象づけるシンボルだ。ふだんは王宮で厳重に保管されているという。(パリ=青田秀樹)

フアン・カルロス1世(右)から、赤いベルトを巻いてもらう新国王のフェリペ6世
フアン・カルロス1世(右)から、赤いベルトを巻いてもらう新国王のフェリペ6世 出典:ロイター

 還暦のちゃんちゃんこを連想しそうな、赤い布ベルト。駅伝のタスキのごとく、王位のリレーが続きます。

おそろいの国王ルックで手を振る、フアン・カルロス1世(左端)とフェリペ6世(中央)
おそろいの国王ルックで手を振る、フアン・カルロス1世(左端)とフェリペ6世(中央) 出典:ロイター

波乱のスペイン王室

 スキャンダルにまみれた王室への批判は強い。46歳の新国王は、「国家統合の象徴」として信頼を取り戻すのが急務だ。
スペイン新国王、即位 王室の信頼回復急務(朝日新聞デジタル)

 かつての世界帝国・スペインの王室は、波瀾万丈の歴史をたどりました。欧州随一の名門であるスペイン・ハプスブルク家が断絶すると、フランス・ブルボン家からフェリペ5世が即位。幾度かの共和制、独裁政治を経て、1970年代に王朝が復活しています。

皇室には剣、鏡、まが玉

 日本の皇室に伝わる三種の神器は、剣、鏡、まが玉。皇位の象徴として、代々受け継がれています。門外不出で、今上天皇ですら触れられないとされています。

ただ、意外とカジュアルに運んでます
ただ、意外とカジュアルに運んでます 出典:三種の神器、20年ぶり外に 両陛下、伊勢神宮へ出発(朝日新聞)

庶民にだって「三種の神器」

昭和の神器、白黒テレビ。冷蔵庫と洗濯機も
昭和の神器、白黒テレビ。冷蔵庫と洗濯機も 出典:高度成長期の暮らしぶりは 埼玉・羽生で企画展(朝日新聞)

 「三種の神器」という言葉は、国内景気を牽引(けんいん)する耐久消費財の比喩にも使われました。60年代には、カラーテレビ、クーラー、自動車(カー)が、新・三種の神器として、庶民の憧れでした。「3C」とも呼ばれ、高度経済成長のシンボルとなります。

新聞記者の三種の神器は、デジカメ、パソコン、ケータイでしょうか。それもいまや、スマホ1台に集約されつつあります。
新聞記者の三種の神器は、デジカメ、パソコン、ケータイでしょうか。それもいまや、スマホ1台に集約されつつあります。

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