女性のトイレ問題、先輩の助言にビビった私 古い環境変えるには?

「消防トイレカー」が教えてくれたこと

大坪実佳子

新聞記者になって困ったトイレ問題。女性の先輩記者からのアドバイスに戸惑った…… ※写真はイメージです

「野ションができたら一人前」。新聞記者になることが決まった大学生の頃、同じ女性として相談に乗ってくれた先輩記者から言われた。その時は「すごい世界にきてしまった……」と驚くばかりだったが、今、後輩に同じことは言えない。女性の社会進出が広がることで認識されるようになった〝言いにくいけど切実な悩み〟。古い制度や環境に当事者が合わせるのではなく、環境自体を新しくするべきだという考えが広がっている。先日、取材した消防署のトイレカーは、これからのダイバーシティーを考える上で、大事な気づきにあふれていた。

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