40年続けた自販機ビジネス、事業転換してわかった「業界の変化」

キャッシュレスに温暖化…強まる逆風

木村充慶
FUKKO DESIGN

自販機に缶を入れる父・木村義之

77歳の父が事故った。そこで、前からの夢だった親子による「ミルクスタンド」作りを決意。その前に、しなければならなかったのが父の「仕事の終活」だった。「街の牛乳屋」から始まりベンディングサービスと呼ばれる自動販売機での飲料水の販売をやってきた父。実は、コンビニ商品の台頭やキャッシュレス化など、業界的に難しい局面を迎えていた。長年にわたって築いてきた地元とのご縁。40年続けた仕事の事業転換だけに、様々な決断を迫られることになった。

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