政府だけでしなくていい…虐待から逃れた男性が支援を受けるまで

「この人は信じられる」があるから…

金澤 ひかり
朝日新聞記者

「『この人は信じられる』とそのとき思いました」と、過去に虐待を受けいまは一人暮らしをしている男性は語ります=Getty Images

「役所に相談するのはハードルが高い」――。
コロナ禍で生活費などのやりくりが難しくなった20代の男性は、NPO法人の現金給付と食料支援を頼りました。ただ、男性は支援を受けるためにNPOに連絡をとったのではなく、以前からの「ツテ」があったからこそ相談できたといいます。支援者が「頼ってもらう」ためのハードルは、どうすれば下げられるのか。男性の経験から考えました。

続きを読む