「気持ち悪い顔」と呼ばせない 顔にアザ、男性が思う「主語」の重さ

私は「ユニークフェイス」を名乗る

石井 政之

筆者の石井政之さん(撮影:岩井建樹)

アザや傷など、見た目に症状がある人々は、日常生活において差別的な扱いを受けることがあります。顔に大きな赤アザがある石井政之さん(56)も、その一人です。「気持ち悪い」などと外見を否定された経験から、「ユニークフェイス」という呼び方を提唱し、普及に努めてきました。「差別を解消するためには、当事者が自らを名乗るための『主語となる呼称』を持ち、存在をカムアウトすることが不可欠だ」。マイノリティーが、この社会で生きやすくなる方法について、石井さんにつづってもらいました。

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