「ママは頭のいい子が好きなんだ」息子の一言でよみがえった幼少時代

高橋健次郎

女性の息子が小学生の頃にブロックで作ったロボット=女性提供

ママは、頭のいい子が好きなんだ――。

首都圏に住む会社員の女性は、息子が保育園に通う頃、そんな意味の言葉を投げかけられたそうです。当時はひらがなを覚えるため、カルタ取りの練習をしていました。

「無意識に『頭が良い方がいい』というメッセージを発していたのだと思います。息子なりの抗議だったのでしょう」。そう話す女性が省みてよみがえってきたのは、「やれば出来る!」という言葉を浴びていた自身の子ども時代の記憶でした。

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