原発推進「賛成」62%だった日本 86年に賛否が逆転、何が起きた?
福島第一の事故から10年、変わらぬ警戒感
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から間もなく11年になります。かつては原子力発電の推進に賛成する人が6割を占めた年もありましたが、2021年2月の調査では、停止中の原子力発電の再開に反対する人が53%で、賛成の32%を上回りました。事故から10年以上経っても、原発に対する信頼感は回復していないようです。(朝日新聞記者・藤方聡)