3回結婚、不妊治療はしなかった「産むのが普通」が縛る自由

「産んでも産まなくても、満足して生きたい」

中村 真理

子どもがいない今の人生が「幸せ」という門田晶子さん。目に見えない「普通」が苦しめるものとは?(写真は本人提供)

ひとりひとりの産む・産まないの選択を聞くシリーズ「#産む産まないの先へ」に取り組みたいと考えたとき、私の根本にあった問いは「私は何に縛られてきたんだろう」でした。「自分が産みたいかどうか」よりも、「産むのが当たり前」という「普通」のプレッシャーを強く感じていました。子どものいない今の人生が「幸せ」という門田晶子さん(53)に、目に見えない「普通」と産む選択について聞きました。(朝日新聞記者・中村真理)

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