事件の最中、携帯を届けた入所者 車いすユーザーが考える「優しさ」

「私ならできたか?」考えた末に出た答え

篭田雪江

入院先で、健康が蝕まれていく不安と向き合う車いすユーザー。頭の中を巡ったのは、「息がしやすい社会」に不可欠なこととは何か、という疑問でした。

日常的に車いすを利用している篭田雪江さん。最近、体調を崩して一時入院しました。思うような回復が見込めず、不安にさいなまれる日々。床に伏した際、心の支えとなったのが、ケアを担当した看護実習生との会話です。病床で考えた、誰もが息をしやすい社会づくりに欠かせないことについて、つづってもらいました。

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