知る人ぞ知る…なにわの古書店主が残した「自由研究」漫画で描く人情

「カツドオ」と呼ばれた映画館と銭湯の意外な関係

水野 梓

道草で立ち寄った古本屋で、男性が見つけた「宝物」とは……

大阪の商店街にあった古本屋「青空書房」。ふらりと立ち寄った男性が、映画館と銭湯が並び立つ〝昔の大阪の地図〟を見つけて店主に話しかけると、その理由を語り始め――。2016年に亡くなった、知る人ぞ知る古書店主・坂本健一さんをモデルにマンガを創作した筑濱(ちくはま)健一さん。「僕も坂本さんと同じように町歩きが好き。このマンガをきっかけに、大阪の商人の人情深さを知ってもらえたらうれしいです」と話しています。

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