「選択的夫婦別姓」市議除名した自民党支部長の言い分「かみさんも」

党派対立で当事者がおざなりに

木佐貫 将司
朝日新聞記者

野々市市議会での「選択的夫婦別姓」意見書採択。梅野市議(下段の右端)は起立賛成した=2020年3月、石川県野々市市議会提供

石川県野々市市の梅野智恵子市議(45)が昨年、「選択的夫婦別姓」の意見書に賛成し、所属していた自民党野々市支部を除名されました。一連の騒動を伝える記事には「保守議員でも賛成の意思表明をする人が増えてきた」などのコメントが寄せられました。市議の思い、除名した側の理由などを取材する中で浮かび上がったのは「当事者不在」という事実でした。

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