「染めさせませんよね?」先生に迫った母、アルビノの私が抱いた思い

「特例」で外見を認められ傷ついた思春期

雁屋優

思春期に、学校の担任教師・母親との三者面談に臨んだ、遺伝子疾患アルビノの雁屋優さん。その場でのやり取りが、今も忘れられないといいます(画像はイメージ)

生まれつき肌や髪の色が薄い、遺伝子疾患アルビノのライター・雁屋優さん(25)には、忘れられない思春期の記憶があります。「ふつう」ではない見た目が、学校で「特別扱い」されたこと。自分は「髪を染めろ」と言われないのに、元々髪色が薄い他の生徒は、黒髪にするよう指導される……。そんな状況に違和感を覚えたそうです。13日はアルビノへの暴力、差別、偏見をなくすために、国連が定めた「国際アルビニズム啓発デー」。誰もが生まれ持った容姿を認められる社会をつくる方法について、雁屋さんのエッセーから考えます。

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