「朝鮮大と武蔵美」隔てる壁にかけた橋 作家たちにとっての6年間
「このメンバーでやるからには摩擦を期待」
東京都小平市にある武蔵野美術大学と朝鮮大学校の2校は、塀一枚を隔てて並び建っています。2011年、両校の学生ら5人が集まって、敷地の境界にある一枚の壁に「橋」を架けました。そのアートプロジェクトが現在、京都市京セラ美術館開かれている「平成美術:うたかたと瓦礫 1989―2019」で再現されています。2015年から続く作品展について、展示に込めた思いやそれがその後どのようにつながっているのかなどを、出品作家4人(鄭梨愛[チョン・リエ]、土屋美智子、灰原千晶、李晶玉[リ・ジョンオク])に聞きました。(ライター/吉野舞)