コロナで崖っぷち…花火職人の今「9割が危機」存続のための「秘策」

「非日常と、生きる力を届け続けたい」

市川 茜

今年の夏、中止が相次いだ花火大会。花火の演出・打ち上げを手がける花火師の思いを聞きました

新型コロナウイルスが流行した今年、夏の風物詩・花火大会が軒並み中止となりました。花火の製造などを担う企業は売り上げ減に苦しみ、文化そのものが存続の危機に立たされています。人々に非日常と、生きる力を届けられる場を、このまま失わせてはならない。そんな決意から、花火業界全体をサポートするための、支援金集めに乗り出した事業者がいます。「花火文化の価値を伝え、100年先まで継承していきたい」。そう語る幹部に、思いを聞きました。(ライター・市川茜)

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