「弱いやつでも挽回できる」サル研究者が説く「オタク式学校生存術」

「ニッチ」を極めた先に得た自分の居場所

神戸 郁人

ニホンザルを20年以上追い続けている研究者。孤独に見えて、実は人間関係の煩わしさを巧みにしのいでいるんです。その「コミュ力」の原点について聞きました

孤独に自然と向き合う――。そんなイメージが強い動物学者ですが、実は、研究者同士の知られざる人間関係があると言います。サルとシカの専門家が同じ山小屋で寝泊まりし、先輩研究者の酒盛りに付き合う。そんな共同生活は、自分自身を見つめ直す機会にもなるそうです。とあるサル研究者も、その一人。小学校時代は周囲の同調圧力に苦しみつつ、「ニッチ」を突き詰めた末、居場所を見いだしたといいます。夏休み明け、クラスでの人間関係に悩む人向けに、メッセージを語ってもらいました。(withnews編集部・神戸郁人)

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