Q 一斉休校、不登校家庭はどのように感じていましたか。

コロナ禍、不登校家庭の苦しみ 休校明け「学校はすばらしい」の重圧

ウイルス禍で見えた「多機能すぎる学校の脆弱性」

野口みな子

不登校の子どもやその家族は、この状況をどのように感じていたのでしょうか。(写真はイメージ)

新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校となり、子どもたちは等しく学校に行けない「不登校」状態を経験しました。オンライン授業の広がりによって、不登校の子どもが授業に参加できるようになったという事例も報道されましたが、こうした状況に対して、他の不登校の子どもの保護者はどう感じているのでしょうか。ウイルス禍前から子どもが不登校だった母親は「ウイルス禍を経ても、不登校に対する周囲の認識は変わっていない」と打ち明けます。親子の日々と専門家の言葉から、ウイルス禍が露呈させた「多機能すぎる学校の脆弱性」について考えます。

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