不登校の肩書から解放された…オンライン「朝の30分」に集う人たち

みんなで“全集中”高め合うポモドーロ

西村悠輔

トマト型のキッチンタイマー。誰かと一緒に使うとより集中できる?

朝の10時、Zoomの画面に、学生から会社員まで様々な人の顔が現れます。簡単な自己紹介とともに、「今日やること」を宣言しスタート。そんな取り組みがオンラインで広がっています。25分集中し5分休憩。それをみんなで共有する「ポモドーロ」と呼ばれる活動。手がけているのは、不登校や引きこもりの問題に取り組む大阪市のNPOです。生きづらさに悩んでいた若者からは「不登校の肩書から解放された」という声も寄せられています。全国でオンライン授業が進む中、コロナによって気づかされた「学校に行かないパターン」について考えます。(朝日新聞東京社会部・西村悠輔)

続きを読む