ネットの中傷、人を狂わせ救いもする「1滴」コールセンターでの日々
ネット上で投げつけられる誹謗(ひぼう)中傷が議論になっています。ウェブメディアの編集者をしている吉河未布さんは、会社員時代「お客さま対応」で自社の不祥事に向き合っていました。ひっきりなしにかかってくる苦情や批判、相談に帰宅する時間もないほど忙しい日々の中、1本の電話に救われました。10の褒め言葉より1滴の小さな墨の力が強くはたらく世界。同時に、その1滴は救いになることもあります。インターネットなしでは生きられなくなった時代、「誹謗中傷」との向き合い方について考えます。