どこかで会っているかも…日本で暮らす難民 受け入れ家族の幸せ

「ある日、トンくんがベトナムのランタンを作ってくれたの」

松川希実
朝日新聞記者

松岡さんの家に「里子」として来たトンくん。中学入学の頃に撮影した

約40年前、ベトナムから命がけで日本にたどりついたインドシナ難民の少年「チャン・アン・トン」さん。いまは日本国籍を取り、伊東真喜(まさき)さんとして、タクシー運転手になり、東京のまちを走っています。「一人でやってきたわけじゃないですから」と、これまで関わってくれたたくさんの日本人の名前を挙げて、伊東さんは話しました。そのうちの一家族に連絡すると「トンくん」を息子としていつまでも心配する「親たち」の姿が見えました。

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