ミルクボーイの「最中ネタ」、あえて挑んだ「ハードな笑い」だった

漫才をするミルクボーイの内海崇(右)と駒場孝=2020年1月20日午後、大阪市中央区、高野良輔撮影

漫才にとって重要な「ネタ」。そもそも漫才とは、身近な話題であるネタを扱いながら、ボケとツッコミのやり取りで笑いを誘う芸だ。その“身近”という概念も、時代によって変わってきている。ミルクボーイの駒場孝(33)と内海崇(34)がネタにした「コーンフレーク」「最中」は、なぜ今の時代に響いたのか。漫才が大衆化した1980年代からの変化をたどりながら、趣味趣向が細分化した時代に誰もが笑えるネタを発掘した ミルクボーイの新しさについて考える。(ライター・鈴木旭)

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