災害情報を「自動翻訳」に頼った結果……おかしな多言語に外国人は?

10月の台風19号では、日系ブラジル人らが多く住む街で、ポルトガル語の文の文法が不正確に訳され、「川へ避難するように」とも読める内容で送られました。外国人住民や観光客に向けての多言語での情報発信は大切なもの。どうやったら間違いが起きないか、考えました。

松川希実
朝日新聞記者

台風などの緊急時に、誰でも分かる多言語の情報をどう発信するか考えます

10月の台風19号では、日系ブラジル人らが多く住む街で、自動翻訳された避難勧告のうちポルトガル語の部分が「川へ避難するように」とも読める内容で送られていたことが明らかになりました。幸いこの地区では川の氾濫の被害はありませんでしたが、外国人住民や観光客に向けて多言語で情報発信する大切さが広まっているだけに、注目されました。やさしい日本語にしながら、外国人と専門家と考えました。

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