もっと、するっと「不登校」になればいい 学校はいい人生の手段

子どもが突然「学校に行きたくない」と言ったら、親はどうしたらいいのでしょうか。不登校経験者で、フリースクール代表を務める前北海さんは「覚悟はいらない」と話します。

松川希実
朝日新聞記者

フリースクール「ネモ」で、学校に行けなくなった子どもと談笑する前北海さん(右)=丹治翔撮影

子どもが突然「学校に行きたくない」と言ったら、親はどうしたらいいのでしょうか。「死ぬほどつらかったら、学校なんて行かなくていい」。このメッセージの先には、傷ついた子どもと、子どもを受け止める親たちの苦しさがあります。中学に行けなくなった経験を持ち、いまは子どもたちを支える側となったフリースクール ネモ(千葉県習志野市)の代表・前北海さんは、「不登校に『覚悟』はいらない」と話します。

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