「同性婚」支援にイライラする人の理由 これは「忍耐強さゲーム」?

高重治香

進まないLGBT支援はまるで「忍耐強さゲーム」?=デザイン・宮嶋章文

 この夏、「『LGBT』支援の度が過ぎる」という雑誌の論考が批判を呼びました。それでは、今、どんな「支援」があるのでしょうか。正直、それまではほとんど知りませんでした。調べてみると、同性カップルを認めるパートナーシップ制度は約10の自治体に広がっている一方、「同性婚」は国会で議論にさえなっていませんでした。そんな状況を「忍耐強さゲーム」と呼ぶ人もいます。超党派で取り組んできた国会議員は「時間をかけた議論が必要」と言います。果たして議論は深まっているのでしょうか? 当事者や支援に関わる人たちの本音を聞きました。(朝日新聞記者・高重治香)

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