映画「ボヘミアン・ラプソディ」配給会社が驚いた「異変の始まり」

岩崎 賢一
朝日新聞VMエディター

フレディ・マーキュリーの命日11月24日、1970年代から注目し、雑誌「MUSIC LIFE」で取り上げてきた、シンコーミュージック・エンタテイメントで開かれた献花=東京都千代田区神田小川町

 イギリスのロックバンド「Queen」(クイーン)の軌跡を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、世代を超えてヒットしています。週末の興行収入は異例の右肩上がりで、東京の熱が全国に広がってきています。2回、3回と目的を変えて複数回見に行く人たちが続出しています。背景を探っていくと、クイーンファンの献身的な愛と配給会社のマーケティング戦略がありました。

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