子どもの障がいを「個性」と言えますか? 寛容さ試される家族映画

岩崎 賢一
朝日新聞VMエディター

『いろとりどりの 親子』11月17日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開 配給:ロングライド (C)2017 FAR FROM THE TREE, LLC

 ドキュメンタリー映画「いろとりどりの親子」が11月17日から、日本でも公開されます。ダウン症、低身長症、自閉症、同性愛、犯罪という現実を抱えた、アメリカの6組の親子が登場します。映画の中で、原作者は「どんな問題があっても、我が子をほかの子と交換したいと願う親はいない」と言います。親たちが、生まれてくる子に求める「普通に生まれてくれれば幸せ」の「普通」や「幸せ」って、何を意味するのでしょうか?映画が伝える「家族」「多様性」について考えてみました。

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