さよなら吉野家1号店 築地最後の店長「おいしい牛丼、豊洲でも」

丹治翔

「吉野家築地一号店」最後の店長・原田和樹さん(左)と従業員=いずれも竹谷俊之撮影

 1926(大正15)年から、築地の魚河岸で働く人たちの胃袋を満たしてきた吉野家。1959(昭和34)年から現在の場所で営業する「吉野家築地一号店」が市場の豊洲移転とともに閉店し、築地での92年の歴史に幕を下ろします。BSE(牛海綿状脳症)問題で米国からの牛肉の輸入がストップした時も、国産牛を仕入れて牛丼の灯を守り続けた1号店。緑色の丼や壁にある箸置きなど、あとわずかで見ることができない「聖地」の風景を、朝日新聞の竹谷俊之カメラマンが360度カメラで撮影。立ち会った原田和樹店長(30)や吉野家の社員たちが思い出を語りました。

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