「神対応」「鬼かわいい」… カミとオニ、正反対のはずなのになぜ?

ほめ言葉を強調して使うときに、「とても」「超」ではなくて「神」や「鬼」を使う人が増えています。

ことばマガジン
朝日新聞校閲センター

練習の合間に即席のサイン会が開かれ、囲んだファンに対応するプロ野球・日本ハムの清宮幸太郎選手(手前右)

【ことばをフカボリ:15】

 ほめ言葉を強調して使うときに、「とても」「超」ではなくて「神」や「鬼」を使う人が増えています。「神対応」「鬼かわいい」という語を見聞きしたことはないですか? もとは若者たちが主にネットの世界で使っていた用法ですが、一般にも広まってきています。「神」と「鬼」、正反対に思えるのに似た使われ方をしている背景を探りました。(朝日新聞校閲センター・永川佳幸/ことばマガジン)

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