見えない新月、見ようと奔走 ラマダン決める「新月観測」に密着

松川希実
朝日新聞記者

都庁展望室で新月を探す日本新月観測委員会

 イスラム教を信じる人たちにとって、とても大切なラマダン(断食月)について、日本の各イスラム団体が「日本は17日に始まる」との宣言を15日夜に出しました。一度、断食入りが宣言されれば、1カ月間は日中の飲食を一切せずに、信仰を深めます。肝心の断食入りは、住んでいる土地で「新月」が見えるかどうかで決まります。重大な意味を持つ「新月観測」。15日の日没後、日本在住のイスラム教徒が作る「日本新月観測委員会」のメンバーと、新月を探しに出かけました。

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