待機児童問題、今度は「保留児童」が話題 集計トリックに批判相次ぐ

ツイッターでは「言葉遊びでは」「実態を反映してほしい」などという声が。

仲村和代
朝日新聞社会部記者

ある自治体から届いた認可保育園の不承諾通知

 保育所に入れないのに、待機児童として数えてすらもらえないのはなぜ? 認可保育所への入園の可否が届く季節、こんな怒りの声がSNSで渦巻きました。こうした存在は「隠れ待機児童」と呼ばれ、以前から問題に。今年は「保留児童」という言葉も話題になっています。厚生労働省も見直しに向けて動いていたのですが、自治体ごとの定義があまりにバラバラで、1年先送りに。こんなところにも、待機児童対策のちぐはぐさが見えてきます。(朝日新聞記者、仲村和代・伊藤舞虹)

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