「保育園入れたら終わり?」 施設の事故で娘を失った…母の思い

「保育園に入れたらそれで終わりではなく、保育の質をよくするために何が必要か、一緒に考えてほしい」と訴える阿部一美さんに聞きました

仲村和代
朝日新聞社会部記者

保育施設の事故で亡くなった美月ちゃん。1歳7カ月だった

 認可保育園の入園の可否が届く季節になり、SNSには今年も、「保育園落ちた」人たちの怒りが渦巻いています。6年前のちょうどこのころ、さいたま市の阿部一美さん(38)は、1歳7カ月だった長女、美月ちゃんを、保育施設の事故で亡くしました。認可保育所に入れず、やむをえず選んだ預け先でした。「保育園に入れたらそれで終わりではない」と訴える阿部さん。保育の質をよくするために何が必要なのか。話を聞きました。

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