シリアで見た「雑過ぎる」国境線  陸橋くぐったら戦場だった…

矢木 隆晴
朝日新聞映像報道部

よく見る町中の陸橋。これが政府側と反体制派の支配地域を分ける「境界」だった

 普段、意識しない「国境」も紛争地では生死を分ける重要な境目になります。映画で見るのは土囊だったり塹壕だったりしますが…シリアで目の当たりにしたのは「マジか!?」と思うくらい「雑過ぎる」国境線でした。車に乗っていたら陸橋の先が「戦場」になり、ボロい布の先にはスナイパーが……。戦地の日常にあったのは、そんなリアルなボーダーでした。(朝日新聞国際報道部カメラマン・矢木隆晴)

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