原爆投下の日、答えられたのはわずか3割弱 際だつ長崎での風化

NHK世論調査によると、広島への原爆投下の日が1945年8月6日と答えられた人はわずか3割。過去と比較しても、戦争の記憶が風化している。

長崎市に投下された2発目の原子爆弾の爆発で、上空に立ち上る原子雲(左)と、広島市上空にひろがるキノコ雲=米軍撮影

 戦後70年、原爆が広島と長崎に投下され、戦争が終わった8月を中心に様々な催しや報道が戦争の歴史を伝えている。しかし、NHKが実施した世論調査の結果から、原爆の投下日という基本的な事実すら伝わっておらず、被爆地の広島・長崎でも記憶の風化が進んでいることがあきらかになった。

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