危険!ゆるキャラ熱中症 着ぐるみ中の人「作業中断」レベルだった

着ぐるみの中の人の熱中症リスクが高い――。着用時の状態を調査した文化学園大の佐藤准教授は「注意喚起をするべきだ」と警鐘を鳴らしています。

浦野直樹

2013年8月に国内最高気温41度を記録した四万十市のゆるキャラ「アチチうなぎのしまッチ」(中央)と、40.9度以上を記録したことのある岐阜県多治見市の「うながっぱ」(右)、埼玉県熊谷市の「ニャオざね」(左) ※写真と記事は関係ありません

 着ぐるみの「中の人」は熱中症のリスクが高い――。着ぐるみ着用時の熱中症リスクを文化学園大(東京都渋谷区)の佐藤真理子准教授が実験したところ、そんな結果が出ました。厚労省によると、着ぐるみを身につけた時の熱中症リスクを示したデータは把握しておらず、予防策についての指針はないそうです。ゆるキャラ人気で着ぐるみが各地のイベントで引っ張りだこのなか、佐藤准教授は「着ぐるみの着用機会は増えており、注意喚起をするべきだ」と警鐘を鳴らしています。

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