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小4男児の〝ひらめき〟驚嘆の序曲は「キッチンペーパーちょうだい」
「バウムクーヘンを5つに切るミッションを与えられた息子(小4)」――。そんな書き出しで始まるツイートが、反響を呼びました。驚嘆の結末に「天才やー!」などの反応が寄せられました。何があったのでしょうか。投稿主で父親のshinshinoharaさん @ShinShinohara に聞きました。
投稿は今月3日です。
この日、shinshinoharaさんの妻が、小学4年生の息子に「バウムクーヘンを5つに切ってくれる?」と頼んだところから話は始まります。「5人家族なので、目分量で構わないから切ってもらおう、というつもりだったようです」と、shinshinoharaさんは説明します。
分度器や三角定規を取り出して思案を始めた息子さん。まもなくして、〝ひらめき〟が生まれました。
何かを思い出したように「キッチンペーパーちょうだい」とお願いしたそうです。
バウムクーヘンを5つに切るミッションを与えられた息子(小4)。なぜかキッチンペーパーを半分に折り、また半分に折り、さらに半分に折り。折り目を重ねて五角形を作り、その角のところで切った断片を基準にして5個に切り分けた。驚いた。どうやって思いついたの?と尋ねたら。 pic.twitter.com/a4S13e05le
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 3, 2022
shinshinoharaさんのツイートは、「なぜかキッチンペーパーを半分に折り、また半分に折り、さらに半分に折り。折り目を重ねて五角形を作り、その角のところで切った断片を基準にして5個に切り分けた」と続きます。
この発想には、shinshinoharaさんも驚いたそう。
ツイートの「いいね」は9万件を超え、「か、かしこっっっ!!!」「息子さん天才やー!」などの反応が寄せられました。
「どうやって思いついたの?」と尋ねたshinshinoharaさん。
息子さんは、テレビアニメ「はなかっぱ」から着想を得たと説明したそうです。
番組の登場人物が、紙を半分に折っていくことで同じ幅を作り出せると話していたことを思い出し、今回の「ミッション」に応用したと教えてくれたそうです。
ツイート主のshinshinoharaさんには、「子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法」(朝日新聞出版)という子育て関連の著作もあります。
そんなshinshinoharaさんは、息子さんについて「何かしら新しい発見や工夫をしようとしていて、それを見つけると私たちに披露してくれます。私たち親は、それに驚かされているだけです」と話します。
今回の反響を息子さんはどう感じているのか。「多くの方がびっくりしてくれたこと、素直に嬉しかったようです」
その上で、こう続けます。「大切なのは日常で工夫や発見を楽しむこと、学ぶことを楽しむことで、(今回の反響は)たまたまでしかありません」
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