連載
#20 マスニッチの時代
感動呼んだ「しんちゃんポスター」生まれるまで…仕掛け人に聞く
「みんなが知っているものはシェアしない」「小手先のことって意味がない」
2019年8月、春日部駅に出現したポスターが全国の注目を集めました。「かあちゃんの夏休みはいつなんだろう。」とつぶやくクレヨンしんちゃん。食品宅配大手「Oisix(オイシックス)」の広告を手がけたのが、牧野圭太さんです。個人の発信が、直接、SNSを通して全世界に拡散される時代。バズを生みだすには何が必要なのか? 「みんなが知っているものってシェアしない」と語る牧野さんと一緒に考えます。
牧野圭太(まきの・けいた)
奥山晶二郎(おくやま・しょうじろう)
※記事は、9月17日にあった代官山蔦屋書店オンラインライブ「広告と報道のプロが語り合う Webで価値ある情報を発信する“編集力“のこと」での議論をまとめました。
「かあちゃんの夏休みはいつなんだろう」。埼玉県の春日部駅に貼り出された「クレヨンしんちゃん」のポスターについて取材しました。https://t.co/xRezPmk4Nt #withnews pic.twitter.com/exqS3Qys97
— withnews (@withnewsjp) August 27, 2019
【背筋が凍る】
— withnews (@withnewsjp) August 10, 2021
紙面を埋め尽くすように、びっしりと並んだ無数の点――。長崎新聞が掲載した見開き広告が、ネット上で大きな反響を呼んでいます。「思わず鳥肌が立った」と評判のデザインが、考案されるまでの経緯について取材しました。https://t.co/lsvuMiDhYN #長崎原爆の日 #戦後76年
様々な情報があふれるたネットの世界で、〝ちゃんとした情報〟に出会うのは難しい――。そう感じることはありませんか?
極端な意見や間違った事実を信じてしまうと、身近な人の健康を損なったり、誰かの攻撃に加担してしまったり……そんな「落とし穴」にはまってしまうことも。一方で、誰でもSNSなどで発信者になる時代でもあり、〝ちゃんとした情報〟を届けるには様々な工夫が必要です。
その時に大切なのは「編集」という視点です。
メディア論・政治経済・社会問題まで幅広く扱う評論家の荻上チキさんと一緒に考えます。