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「アナウンサーじゃなかったら、してみたい恋」テレ東妄想企画の狙い
テレビに映るアナウンサーたちが普段考えていることとは――。そんな、アナウンサーの素顔が垣間見えるイベントをテレビ東京が開きます。その名も「女性アナ本気まんが部」。アナウンサー6人が漫画の原作に挑戦し、プロが作画。完成した作品を本人がアテレコして配信します。興味関心や妄想、深層心理など、「それぞれの漫画が、その人の頭の中になっています」と話すのは田中瞳アナ。他のアナウンサーにも作品の見どころなどを聞きました。
こっそりアカウント開設しました…。
— 【テレビ東京】女性アナ本気まんが部【11/25(水)20:00〜】 (@Honki_Mangabu) November 18, 2020
テレビ東京の女性アナたちが、妄想をさらけ出します。
告知する方も、このイベント告知して大丈夫かドキドキしてます。。https://t.co/SUQY82Mtzv pic.twitter.com/dLiTVv7m9A
出演するのは田中アナの他に、森本智子アナ、相内優香アナ、狩野恵里アナ、角谷暁子アナ、池谷実悠アナです。イベントは、「テレ東ほぼほぼ無観客フェス」の一つとして25日にオンラインで開催されます。
担当する高橋弘樹プロデューサーによると、6人との打ち合わせで恋愛系の構想が多く出たことから「アナウンサーじゃなかったら、こんな恋してみたい」というテーマに。制作は11月に入ってからと、タイトなスケジュールでしたが、「妄想やこだわりが詰まった個性的な作品が集まった」と話します。
入社2年目の池谷アナが披露するのは、「宝塚ファンが萌える、オフィスLOVE」。日常のあらゆるシーンが宝塚の世界観で見えている会社員女性が主人公で、舞台の名ぜりふなども登場します。小学生の時に、祖母に連れられて以来の「ヅカファン」だという池谷アナは「宝塚愛をいたるところに詰め込みました。私の妄想を形にできてうれしいです」。
同じく、推しへの愛を形にしたのは角谷アナ。純文学、特に三島由紀夫を崇拝する角谷アナは「春の雪」から着想を得た「大正ロマン恋物語」を作り上げました。「あの作品の中で生きられたらどんなに幸せだろうと、主人公も自分にしました。最後は、『これからどう生きていきたいか』という思いも込めています」。
「友人にもリサーチして作りました」。こう話すのは、「愛すべき、こじらせ男子図鑑」を書いた相内アナです。雑誌の企画で図鑑づくりに取り組む、出版社の女性が主人公。「私自身もこじらせている部分があるからか、男性のそうしたところが気になって。『あるある』と共感してもらえたら」。図鑑を完成させた主人公の「成長ラブストーリー」にも注目してほしいと言います。
「火星人と結婚する、わたし」というSFを連想させる世界観は、森本アナ。時空を超え、惑星をまたいだ舞台となりますが、「恋愛や結婚に対する自分の思いを込めた作品になりました」。原作を練る高橋プロデューサーとのやり取りは、自身の深層心理を気付く機会にもなったそうで、「他のアナウンサーの内面や発想もどのように表れるか楽しみです」と期待を寄せます。
見た目は特徴のない普通の女子高生だけど、内心は流行を取り入れて目立つ同級生に興味津々。そんな少女の高校生活から始まる物語を書いた田中アナは、自身の学生生活も一部反映させました。しかし、「全てを滅却する、秘密のメガネ」というタイトルが表すように、メガネが鍵になる中盤からは話が一転。「誰も幸せにならない結末で、最後は後味が良くないです」と異色の作品を予感させます。
狩野アナも「普通の設定にはしたくない」と、たどり着いたのは「スズメの恋」。「ひねくれ精神なので、相内さんに『スズメって何?』と反応してもらえてうれしかった」と手応えを見せます。小学生の時に経験した転校をモチーフにはしつつ、「1度読んだだけでは、たぶん分からない」と断言。伏線もちりばめられており、「数日間アーカイブも残るので、何度も楽しんでほしい」と話します。
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