エンタメ
サザエさんじゃんけんに「謎現象」、28年戦い続けるマニアの作戦は?
さ~て、来週のサザエさんは?
フジテレビは「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、アニメの制作を継続することが困難」として、5月17日から「サザエさん」の新作の放送を休止し、再放送を行うことを発表しました。
同社の広報担当者によると、オープニングとサザエさんとのじゃんけんについては、本放送時のものとは独立した新たなものを放送しているそう。このため、再放送とはいえ「じゃんけんの『手』は同じかも知れませんし、違うかも知れません」。
しかしこうした状況で、史上初の現象が起こっているのは気になります。新型コロナウイルスによる影響を尋ねたところ、次のような回答がありました。
「『手』についてはサザエさんが出しているものなので、どうしてかはわかりませんが、新作の制作が難しくなったこととは直接関係ないと思います」
ちなみに次回の「6回連続」の可能性については、「サザエさん次第なのでわかりません」とのことでした。じゃんけんが話題になっていることについて、「いつも楽しんで観てくださってありがとうございます」とコメントしています。
不思議な現象は、実はじゃんけん以外にも起こっています。オープニング映像の終盤、登場人物が果物や野菜から出てくるシーンで、タマがサザエさんたちより先に登場する「フライングタマ」の頻度も高まっています。
「タマのフライング」も研究対象である「サザエさんじゃんけん研究所」の高木さんは、これらの現象について「再放送という制約の中で、スタッフが何とかして視聴者を驚かせたり楽しませたりしようという工夫だととらえています」。
28年以上研究を続け、ここにきて新たな変化を目にした高木さん。5回連続「パー」が出たときどう感じたのでしょうか。
「この時点で前例のない事態になったため、『明らかに方針が変わったので、変化後の傾向を解明したい』と考えました」
高木さんによると、これまでも短期間で出す手のパターンや傾向に変化が起こることはあったそう。しかし、すぐに元に戻る場合と変化したまま戻らない場合があり、「しばらくの間は従来通りの予想を続けて勝率がどのように変化するかによって、傾向の変化が元に戻るか戻らないかを見極める予定です」。
「すなわち、勝つことよりも傾向の変化を把握する方を優先する方針に変わります」
これまで通りの傾向に則ると、次回でサザエさんが出す手は「グー」または「チョキ」と高木さんは予想。このため、「負けない手」として高木さんは「グー」を出す予定です。その結果がわかる、きょう14日のサザエさんは? 最後まで見逃せません。
1/14枚