連載
#48 コミチ漫画コラボ
朝の「業務開始」LINEへの違和感 在宅勤務で生じた出来心マンガに
「なんでお前隣にいんの……」
はい!ラッシュ #リモートワーク #漫画が読めるハッシュタグ #漫画 pic.twitter.com/1STnh1RTMk
— シカ🛰(マエムキ・スズ太郎) (@mae_mukitarou) April 22, 2020
漫画「はい!ラッシュ」の主人公は、天乃雀美(あまの・じゃくみ)。職場が在宅勤務になり、業務は上司が朝送る、LINEでの連絡で始まることになりました。
「おはようございます。業務を開始します」
「どうしてみんなビックリマークつけて返信してるの!? なんかすごい『一生懸命やります!』感出てない…!? ホントはみんな仕事したくないはずだよね!?」
気にしなければいいのはわかっていても、どうしても同じように返信をしたくない「あまのじゃく」な気持ちがふくらんでいきます。
自分だけ「!」をつけずに返信すると、テンションが低いように思われるのでは? でも、早く返信しないどサボッていると思われるかも……。
そして同僚からの返信のラッシュ。「了解です!」「了解しました!」など、ちょっとずつ変えているけど同じような文言の連続に、「センスが問われている気持ちになります」。しかも、返信は時間の勝負。「ちょっとでも返信が遅れると、なんだか遅刻した感じになりますよね」
実際には、同僚と同じように返信しているそうですが、「もしも違う行動をしたらどうなるんだろう」と思い、今回の漫画を描いたといいます。
スタンプの押し間違いについても、まさに同じ失敗をしたことがあるそうです。これは仕事のシーンではなかったため、事なきを得たそうですが、「なぜ意味合いが全然違うスタンプが隣同士にあるのか」と疑問に思ったといいます。
ちなみにほのかに心配になるのが、今回の漫画を描いたことによる職場の人間関係への影響ですが、「全然問題ないです」と笑うスズ太郎さん。「このマンガで描いたのは『やりたくないけど仕方なくやっている仕事』のイメージです。僕が実際にしている仕事は『やりたくてやっている仕事』なので、楽しくやっています」
在宅勤務になって通勤がなくなった分、自分の時間が増えたといいますが、「自分の体形をキープしていたのが通勤だったのだと実感しています……」。また、職場での雑談が息抜きやアイディアの種になっていたといい、「それに代わるインプットを見つけるのは、はなかなか難しい」と話します。
スズ太郎さんはこれまで、ツイッターなどで妻との何げない日常を漫画で発信してきました。こちらも、在宅勤務で夫婦の会話が増え、アウトプットしやすくなっているといいます。今後は読み切りで、さまざまなジャンルに挑戦したいと話しています。
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