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『出世コース、カメラで認識』 スバルの4月1日企画、なぜ今話題に?
スバル車で知られる富士重工業のサイトが注目を集めています。
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スバル車で知られる富士重工業のサイトが注目を集めています。
【ネットの話題、当事者に聞きました】
スバル車で知られる富士重工業のサイトが注目を集めています。今年のエイプリルフール向けのパロディーサイトです。4月1日に自社のツイッター公式アカウントで告知した際のリツイートは5500でしたが、今回話題になっているつぶやきのリツイートは7400を超えていて、当時を上回っています。富士重工業の担当者に今の思いを聞きました。
話題になっているのは、スバル車の運転支援システム「アイサイト」に関するパロディー企画です。
自動ブレーキなどの運転支援システムをビジネスマンの日常に適応させたヘルメット「アイサイト(ver.ビジネス)」が開発されたという設定で、5つの技術を説明しています。
・会議でぶつからない技術
(プリクラッシュブレーキ)
・上司についていく技術
(全業務追従機能付クルーズコントロール)
・出世コースをはみ出さない技術
(アクティブレーンキープ)
・メールが飛び出さない技術
(メール誤発信抑制制御)
・居眠りを注意してくれる技術
(警報&お知らせ機能)
画面下の方では「体験者の声」として、「同期のなかでひとりだけ出世コースから外れた時に、作動しました!」「今の上司を信じてついていける様になりました」といったコメントも添えられています。
このサイトは、もともとあるアイサイトのページによく似せた作りになっていて、本家の「ぶつからない技術」「はみ出さない技術」といった5つの特徴をもとにパロディー化しています。
富士重工業の広報担当者は「手探り状態でエイプリルフールに初めて挑戦しました。今年4月の反応もまずまずでした」と話します。
それが11月に入って突然、ツイッター上で盛り上がりました。「スバルのジョークは面白過ぎるわww」という文言で、ヘルメットの画像などが投稿されると拡散。公式アカウントが4月1日につぶやいた際のリツイートが5500なのに対し、今回のつぶやきはすでに7400を超えています。
アイサイトを元ネタにした理由について、広報担当者は「PRしたい技術でもありますし、もっと認知してもらいたいという思いでした」と話します。
画像や文章をあえて本家に沿った内容にして、比較できるようにリンクも貼っています。どうやったら楽しく読んでもらいながら、しっかり自社の技術をアピールできるか、という点を追求したそうです。
少し遅れて話題になったことについては「タイミングが遅れたとはいえ、自社の技術を身近に感じてもらえたのでうれしいです。ここ1年ほどSNSを強化しているので、もっと身近になれるように努力していきます」と喜んでいます。
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